YOSHI (歌手)
YOSHI | |
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基本情報 | |
出生名 | 佐々木 嘉純 |
生誕 | 2003年2月26日 |
出身地 | 日本・広島県尾道市 |
死没 | |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | ボーカル |
活動期間 | 2019年 - 2022年 |
レーベル | Virgin Music |
事務所 |
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共同作業者 | マット・キャブ |
公式サイト | YOSHI - UNIVERSAL MUSIC JAPAN |
YOSHI(ヨシ、2003年〈平成15年〉2月26日 - 2022年〈令和4年〉11月5日[1][2])は、日本のシンガーソングライター、ファッションモデル、俳優。本名は佐々木 嘉純(ささき よしずみ)。広島県尾道市出身。所属芸能事務所はSTARBASE。所属レコード会社はユニバーサルミュージックで、レーベルはVirgin Music。血液型はA型。身長は2019年12月4日時点で173cm。
来歴
[編集]父は張國祥、母は佐々木直美。小学校高学年の頃、趣味として興じていたミニ四駆がきっかけで親しくなった大人たちの着用するヨウジヤマモトやリック・オウエンスに惹かれてファッションに興味を持ちはじめる。池袋のライトオンにてMA-1を母親にねだるものの「その年齢で高いジャケットを着るなんてありえない」と一蹴され、3時間に及ぶプレゼンテーションの結果、購入の許可が下りる。また、同時に素材やアートにも興味が沸き「服がどのように作られるのか」「ファッションや音楽は時代とともにどう移り変わったのか」といった事柄への知的好奇心も強くなる[3][4]。
2016年(当時13歳)、Off-Whiteのベルトを腰ではなく首に巻いて『Off-White南青山』のグランドオープンパーティに訪れた際、Off-Whiteを起業したファッションデザイナーのヴァージル・アブローに出会う。「そのベルトの使い方は面白い」とヴァージルのInstagramにYOSHIの写真を投稿してもらい、一夜明けるとYOSHIのInstagramのフォロワーが約1万5千人に増えていたという[3][4][5]。
その後、数多くの芸能事務所から契約の打診があり、「芝居なら芝居、音楽なら音楽に専念しませんか?」と提案を受けるが、法律があるわけではないのに縛ることに意味を見出せず「それじゃ意味がない」と自ら首を縦に振らなかった[4]。そんな中で、現在の所属事務所であるSTARBASEは、「出来ることはすべて100%で進めましょう」と提示したため契約に至ったという[4]。
2022年11月5日の午前0時ごろ、神奈川県川崎市多摩区堰2丁目の神奈川県道交差点で、大型バイクを運転中にトラックと衝突した。その後、東京都内の病院に搬送されたが、午前2時17分に死亡が確認された[1][6][7]。19歳没。死去後、YOSHIが参加したボーイズグループオーディションでプロデューサーを務めたYOSHIKI[8]や同オーディションで審査員を務めたダンサーのTAKAHIRO[9]、生前に接点があった前自由民主党幹事長の甘利明[10]らが追悼した他、YOSHIが参加したオーディションの最新情報を放送してきた情報番組のスッキリも番組内で追悼し[11]、生前の歌声をVTRで公開した[12]。
同月14日、戸田葬祭場で葬儀・告別式が執り行われ、遺族の意向により近親者や親交の深かった友人らが参列し、YOSHIKIやバンドメンバーのKAIRI、FURUTATSU、kyoheyらも参列[13][14]。また、生前スケートボードが好きだったことから、参列者はYOSHIがデザインしたイラストがプリントアウトされたスケートボードに寄せ書きし、スケートボード選手の堀米雄斗、女優の西内まりやらが弔問した[15]。
音楽性
[編集]制作は音楽プロデューサーであるマット・キャブや、その他のトラックメイカーとスタジオに入り、トラックを制作しセッションで行っている。また、YOSHI自身も鼻歌でメロディラインを考案し、歌詞のテーマやサウンドの方向性のアイデアをプレゼンしている[3][16]。
バイオグラフィ
[編集]- 2019年
- 5月15日:ユニバーサルミュージック内のVirgin Musicより、1stデジタルアルバム『SEX IS LIFE』を発売しメジャーデビュー[17]。
- 9月6日:東京テアトル配給映画『タロウのバカ』にて映画初主演および初出演。主演・タロウ役を演じる[18]。また、同日に山下達郎の6thシングルの表題曲「RIDE ON TIME」をサンプリングした1stデジタルシングル「RIDING ON TIME」を発売[19]。
- 2020年
- 2022年
ディスコグラフィ
[編集]リリースリスト | ||
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↙ダウンロード・シングル | 5 | |
↙ダウンロード・アルバム | 2 |
デジタルシングル
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | |
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1st | 2019年9月6日 | RIDING ON TIME | デジタル・ダウンロード |
2nd | 2020年1月17日 | MY WAY | |
3rd | 2020年3月20日 | VOICE | |
2020年8月28日 | WEEKEND | ||
YAKINIKU GANGSHIT feat. Nasty C, MIYACHI |
デジタルアルバム
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | |
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1st | 2019年5月15日 | SEX IS LIFE | デジタル・ダウンロード |
2nd | 2021年6月25日 | I AM CRAZY? |
タイアップ一覧
[編集]年[注 1] | 楽曲 | タイアップ先 |
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2020年 | MY WAY | 大塚製薬「カロリーメイト」CMソング |
VOICE | パナソニック製ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「RZ-S50W」音のあるこの星の完全ワイヤレス編 CMソング |
出演メディア
[編集]配信ドラマ
[編集]- 僕だけが17歳の世界で(2020年2月20日 - 配信中、AbemaTV) - 神藤直輝 役
映画
[編集]CM
[編集]- 大塚製薬「カロリーメイト」My Way篇 (2019年)
- パナソニック製ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「RZ-S50W」
- ABC-MART「VANS FALKEN」
キャンペーン
- カルバン・クラインの『CK ONEキャンペーン』ビジュアル キャンペーンムービーとスチール、BGM:DANCING IN THE DARK
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 楽曲が使用された年ではなく、音源化された年で明記。
出典
[編集]- ^ a b “歌手で俳優のYOSHIとして活動、19歳佐々木嘉純さんが大型バイク運転中に事故死”. 日刊スポーツ (2022年11月6日). 2024年11月5日閲覧。
- ^ “YOSHIさん事故死 所属事務所沈痛「現実を受け止めきれない」 YOSHIKIオーディションに合格したばかりの19歳”. ORICON MUSIC (2022年11月6日). 2024年11月5日閲覧。
- ^ a b c d “日本のカルチャーに危機感抱く17歳の使命”. 音楽ナタリー. 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b c d “YOSHI 「僕は死ぬ1秒前まで満足したくない」 — ゼロから「1」を生み出す16歳に迫る”. エンタメ特化型情報メディアSPICE. 2020年4月6日閲覧。
- ^ “【インタビュー】YOSHI、多才で奔放な17歳のピュアすぎる生き方と信念”. BARKS. 2020年4月11日閲覧。
- ^ 原晟也; 足立優心 (2022年11月5日). "歌手・俳優のYOSHIさんが事故死 バイク運転中にトラックと衝突". 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2022年11月6日閲覧。
- ^ “YOSHIさん 交通事故により死去 所属事務所が発表 スタッフも「未だ現実を受け止めきれない状況”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2022年11月6日) 2022年11月6日閲覧。
- ^ “YOSHIKI「YOSHIの声この新作で聴ける まさか遺作に」YOSHIさん歌声動画を投稿”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年11月6日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “ダンサーTAKAHIRO「突然のことで胸が締め付けられる思い」YOSHIさん訃報受け追悼”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年11月6日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “甘利明氏が自民党PVで安倍元総理と共演したYOSHIさん追悼「心からお悔やみ申し上げます」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年11月8日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “『スッキリ』YOSHIさん追悼 YOSHIKI「スターだと思う」と絶賛も直後の事故死…加藤浩次「見届けたい」”. ORICON MUSIC (オリコン). (2022年11月8日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “YOSHIさん生前最後の歌声を日テレ「スッキリ」でVTR公開、YOSHIKIにも感謝述べる”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年11月8日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “YOSHIさん、告別式がしめやかに… YOSHIKIが参列、紗栄子ら供花送る”. ORICON NEWS (オリコン). (2022年11月14日) 2022年11月14日閲覧。
- ^ “YOSHIさん告別式、バンドメンバーが最後のメッセージ伝える「世界獲るから、待ってろよ!」”. ORICON MUSIC (オリコン). (2022年11月14日) 2022年11月22日閲覧。
- ^ “YOSHIさん告別式でYOSHIKIが見せた涙 「世界を獲ろう」思い背負って世界へ羽ばたく”. スポニチアネックス (スポーツニッポン新聞社). (2022年11月15日) 2023年1月30日閲覧。
- ^ “【インタビュー】YOSHI、多才で奔放な17歳のピュアすぎる生き方と信念”. barks. 2020年4月12日閲覧。
- ^ “モデルや俳優として活躍する16歳YOSHI、1stアルバム「SEX IS LIFE」リリース”. 音楽ナタリー. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “大森立嗣監督作「タロウのバカ」主演は15歳のモデルYOSHI”. 映画ナタリー. 2020年2月21日閲覧。
- ^ “YOSHI、あの80'sポップスをサンプリングした新曲「RIDING ON TIME」配信”. 音楽ナタリー. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “YOSHI、カロリーメイトの受験生応援CMに登場「全力になって、1日を丁寧に」”. BARKS. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “YOSHIが人生観を反映した新曲リリース、PanasonicイヤホンのCMソングに”. 音楽ナタリー. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』、バンドメンバー4人を発表”. barks. 2022年11月1日閲覧。